初心者のための馬券予想方法

馬券予想の基礎の基礎

馬の調子を探るには

どんな動物にも体調があり、当然良い時には全能力を発揮できるもの。
馬の体調が良いのと悪いのでは予想も大きく変わってくるのも当然。

ではどうやって馬の体調を見極めればよいのか?
ここではそんな方法を紹介していきたいと思います。

パドック内でも調子は変わる

この項目の一番下に動画が貼ってあります。
その動画を参考にして読んでいってください。


パドックは下見所とも言いますが、その名の通り馬の下見をする場所。
前のレースに出る馬が本馬場に入った後、数分して次のレースの馬が入ってきます。
それから時間にして20数分くらいでしょうか、円形のパドックをグルグル回っています。

まずここでポイント!
パドックに入ってきてすぐと、馬場入場後では調子が明らかに変わる馬がいる。

「馬の調子は5分で変わる」と、昔とあるトップジョッキーが言いました。

パドック、つまり人前に出ることで、極度に入れ込む馬がいたり、注意力散漫になったりする馬がいます。
入れ込んでいる馬は分かりやすく、落ち着かないで暴れたり、厩務員の指図を聞かない。
発汗が目立つようになり、体力を消耗する。

動画のDの馬は若干小走りで、ゼッケンの下に発汗が見える。入れ込み気味と思っていいでしょう。

注意力散漫な馬はキョロキョロし、耳を前に向けたり後ろに向けたり。
または厩務員に顔をすり寄せ甘えたり。

こういう馬は本番で騎手との折り合いがつかない場合もあります。

まずこういうような例が挙がりますが、このような状態がずっと続けば問題です。
しかし、パドックを周回するうちにだんだん変わってくる(良くも悪くも)馬もいますので、
パドックはできるだけ長い時間見る方がいいでしょう。
もしくは終了直前に判断する、という方法もあります。

良い雰囲気とは

逆に良い雰囲気、気配とはどのような感じを言うのでしょうか。

ですがその前に、普通と良いの線引きが非常に難しいところで、ここでは一般的な良い例を紹介します。

まずは歩様。歩く様、ですね。
馬は四肢(4本の脚)をバラバラに動かして歩きます。
ですが、リズミカルに歩いている馬と乱れている馬では明らかに歩様は違ってきます。
これは実際に目で見て覚えてもらうしかないのですが、ジッと見ていれば普通に分かると思います。

続いては歩様からトモの踏み込みです。
トモとは後の脚のことを指し、特にお尻の下の筋肉(人間で言う太もも)がグッと締まっており、
トモを踏み込む際に上から下に踏み込むイメージで、力強く踏み込んでいるのが良いです。
これは体調以前の問題で、その馬の癖や体型に関係してきます。
動画のBは非常に良い踏み込みをしています。
また、返し馬でトモで芝やダートを蹴り上げ、芝や砂が真後ろに跳ね上がる様を見ることがあります。
こういう馬は踏み込みが深い馬なので、要チェックです。

次に毛ヅヤ
これは日のあたり具合で変わるので、全馬同じ条件で見て良し悪しを判断しましょう。
もちろんピカピカなのが体調の良い証拠。

ひ腹。お腹ですね。
馬体重が大幅に増えていたらチェックしましょう。
+22kgと聞けば「増えた!」と感じがちですが、その馬にとってどうかというのを判断しなければなりません。
前走で-20kgであれば戻った、と捉えることができますし、休み明けなら成長分と考えることもできます。

その馬にとって太いかどうかは、お腹の線や筋肉の張り具合を見て判断します。
+何kgという表示も参考にし、太い=仕上がり途上であると判断できます。

逆に良い馬というのは、お腹からトモに続く線がスッと斜めに伸びており、
アバラ骨がうっすらと浮かび上がり、その他の筋肉もしっかりと締まっています。
動画のCはトモや全体に筋肉が締まっており、ひ腹もすっきり良い感じです。
厩務員の2人引きはよほど気性の悪い馬でない限りは気にする必要はありません。


だいたいこんなところが、パドックで注意して見たい点ですね。

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返し馬の意味

返し馬というのは、本馬場に入場した後、スタート地点であるゲート地点には向かわず、
思い思いの方向に散らばって、スタート直前まで行うウォーミングアップのことを言います。

この時にパドックで入れ込んでいた馬を落ち着かせたり、逆に少し気合を入れてみたりと、
馬が気分良くレースに出れるように最終調整を行う意味もあります。
騎手が初めて乗る馬の場合、この時に感触を掴んだりもします。

馬券を買う前に最後に馬の調子を見れる場でもあるので、重視する人も多いです。

ここでも相変わらず入れ込んでいたりする馬は、本番でも騎手との折り合いを欠くことが多いので注意しましょう。
さらにすぐに向こう正面や遠くに行ってしまう馬は、早く落ち着かせようとしている事が多いです。
客席や他の馬から遠ざけて、まずは落ち着かせるのが目的なので、この辺も要注意です。


まとめます。

・パドックは長い時間見る。時間がなければ最後の方を見る方がいい。

・その馬の良し悪しは、その馬のいつもと比べてどうかを基準に考える。

・返し馬で最終チェック。パドックと比べて変わる馬もいるので注意。



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