初心者のための馬券予想方法

馬券予想の基礎の基礎

馬場状態は4種類?

ここでは「馬場状態」について説明していきます。

一般的に馬場状態と言うと、
良 ・ 稍重 ・ 重 ・ 不良
この4つを思い浮かべると思います。
それは決して間違いではないですし、予想において重要なファクターであることは否めません。

しかし、予想するに当たって重要な馬場状態はこの馬場の湿り具合だけではありません。
「芝、並びにダートの状態を探る」ことが大事です。

どういうことか、順に説明しましょう。

公式発表情報にヒントがある!

まず、JRAホームページの馬場情報をチェックします。
そこには開催中の競馬場の芝、ダートの状態や芝の長さ、ダートの砂厚などが書かれていますね。
これをどういった点で予想に活かすのか?

まずは要点を出してみます。
=芝=
@その開催は何コースを使用するか。
A芝は 野芝、洋芝、オーバーシードのどれか。
B芝の長さは?


=ダート=
@砂厚は何cm?
A凍結防止剤の散布は?

という点が重要事案として挙げられます。

芝が教えてくれる勝ち馬の戦法

では順番に解説していきます。
まず芝の@から。
@その開催は何コースを使用するのか
まずJRAホームページの馬場情報をチェックし、その日は阪神競馬場で開催初日でAコース使用と仮定します。
阪神競馬場のAコースというのは幅員が24〜28mあり、内ラチ(柵)が一番内側にある状態の事を指します。
(つまり阪神競馬場で一番馬場が広い状態)
それが開催が徐々に進むにつれ、芝は傷んでくるのが当然です。
特に馬が殺到する内側は傷みが激しくなってきます。
(どの辺が傷んでいるかも馬場情報のページでチェックできます)

この傷みが激しくなると、内ラチを馬場の内側に移動させます。
つまり馬場を狭めるんですね。
これで幅員が20〜25mとなり、Bコースと呼ばれるコースになります。 するとAコースで傷んでいた内側はラチの外になるため、当然馬は走れません。
Bコースに変わったことにより、馬場の内側の状態も良くなるというわけです。

馬場状態

競馬場によってはCコースまである所もあります。
一開催8日間で、前4日、後4日と使用するコースがあらかじめ定められているのが基本です。

では、これがどう馬券予想に結びつくのか?

大まかな点は、芝の状態が良いか悪いか、ということです。
芝の状態が良い悪いで、得意不得意がありますし、
芝の状態が良ければタイムも速くなる。悪ければタイムは遅くなる。
こうして、

その日の馬場がその馬に適した馬場であるのか、を見分けるのがここでのポイントです。


芝の種類を知る

では次にAです。

芝にも3パターンがあり、野芝・洋芝・オーバーシードから成り立っています。
野芝、洋芝はそれぞれ特徴のある芝なのですが、ここではその内容は割愛します。
オーバーシードはその名の通り、野芝の上から洋芝の種を撒き混成させて育てる方法です。
ま、この辺はあまり重要ではありません(苦笑)

馬場情報ページを見ると、その日は野芝か、洋芝か、オーバーシードかどれで実施するか必ず書いてあります。
それをチェックし、各芝の予想面での対策を紹介したいと思います。

まず野芝
洋芝は密集して生える性質を持つが、野芝はそれほどでもない。
従って野芝のみの開催の時は軽い馬場、と言えるので、スピードや時計重視で考えるのが良い。

逆に洋芝は密集して生え、クッション性に長けるので重い馬場と考えて良い。
つまりスタミナ、パワー型の馬が良い。

ここで特に強調したいのが、それぞれに得意、不得意がハッキリすること。
洋芝のみで行う開催というのは函館、札幌の北海道開催のみなのですが、
それまで軽い野芝で凡走を続けていた馬が、洋芝でいきなり変身、穴を開けるというのはよくある事です。
逆もまた然り。

馬券検討では非常に重要なファクターであると言えるでしょう。

オーバーシードは両方の芝の長所を活かした馬場なので、極端に馬場が悪くなることはないです。
ただ、昔と比べて芝の長さが長くなっているようなので、前残りが有利に働くことが多いようです。


上の内容と若干カブりますがBの芝の長さ
芝の長さは大体16〜18cm程度に刈り込まれて開催を迎えることがほとんどです。
しかし、春先に好天気が続くと芝の育成も早く、思った以上に深い馬場になる場合が多いです。
そのため、前残りが典型的に続くことが多くなりがちです。
春先の京都、東京開催ではこれらが顕著に現れます。
ぜひ覚えておきましょう。

ダートは砂浜!?

続いてダートの解説です。
@砂厚は何cm?
これはほぼ一定で9cmに定められています。
それほど変わる数値ではないと思われますが、一応注意しておきましょう。
当然、数値が大きくなるほど深い馬場=時計が掛かり力の要る馬場になります。

ちなみにダートコースというのは、雨等で馬場が湿るとタイムが速くなります。
これは雨によって砂が濡れるからであるのですが、人間に置き換えて考えてみましょう。

砂浜の海岸を走る時、パサパサの砂の上を歩くより濡れた波打ち際を歩く方が歩きやすくないですか?


これと同じ原理なのです。 雨でダートが湿ると、パサパサの良馬場よりもタイムが速くなります。
不良馬場まで悪化してしまうと、水溜りができたりして逆にタイムが遅くなる時もあります。
その日はどんな状態なのか、前のレースのタイムを見て判断するようにしましょう。

また、芝ダート両方に言える事なのですが、不良馬場が得意な馬、苦手な馬。
逆に良馬場が苦手な馬もいますし、時計の掛かる馬場は大歓迎!という馬もいます。
予想をする段階では、その馬に合った馬場なのかを見極めるのが一番大事です。

続いてAの凍結防止剤の散布は?
なのですが、これは冬場に限った事なのはもちろん、あまり重要視されることはなくなってきたようです。

以前、凍結防止剤を散布することによって「前残りが有利に働く」という説が出た時期がありました。
はっきりした理由は明確にされていませんが…
しかし、この情報は無視して考えていいようです。元々ダートは前有利ですしね…(苦笑)

以上、これが馬場状態における予想の基礎となります。

まとめると、

・コースの損傷、芝の状態はJRA発表の情報で知る。

・その情報を元に現在の馬場状態を把握する。

・その馬場に合った馬が馬券圏内に入ることができる力があるかどうか?

・ダートは基本、前有利である。

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